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  ニュース     2019/08/09 21:47

シンガポール:6月の小売売上高9%減、下げ幅が拡大 無料記事

 シンガポール統計局が8日発表した2019年6月の小売業売上高指数(名目、2017年=100)は91.6となり、前年同月比で8.9%低下した。自動車販売の落ち込みが主因。指数の低下は5カ月連続となり、下げ幅は前月(マイナス2.0%)を上回った。
 14業種のうち10業種でマイナス。特に自動車販売店(マイナス32.4%)の下げ幅が大きかった。前年同期に販売台数が多かった反動があったほか、車両購入権(COE)の発行枠が少なかったことも影響している。ほか、祝祭シーズンのずれの関係で家具・住宅設備店(マイナス15.1%)は2けたのマイナス。スマートフォンの需要減でコンピューター・通信機器店(マイナス7.7%)も大きく下げた。
 一方、プラスだった業種では、医療品・パーソナルケア用品店(プラス1.4%)と衣料・履物店(同)の上げ幅が最大。ほか、食料品店(プラス0.1%)は4カ月ぶり、百貨店(プラス0.7%)は5カ月ぶりにプラスに転じた。
 6月の小売売上高(推計)は8.9%減の34億9000万シンガポールドル(約2680億円)。うちインターネット通販は5.5%を占めた。食品飲料サービス売上高(推計)は5.4%増の8億6400万シンガポールドルだった。


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