【亜州ビジネス編集部】不動産開発やプラスチック製品生産を手がけるマーシン・グループは、ゴム手袋生産事業に参入すると発表した。事業多角化戦略の一環で、新型コロナウイルス流行でゴム手袋需要が高まる中、商機があると判断した。国内5位に入るゴム手袋メーカーを目指す。
　木材関連のミンホー・キルニング（クラン）からセランゴール州クランの倉庫を賃借し、工場に改修する。第1期には生産ライン12本を設置し、年間36億8000万枚のゴム手袋を生産。最初の生産ライン6本は来年第2四半期に、残りは翌四半期に稼働を開始する計画としている。
　第2期では第1期工場の裏手に新工場を設け、生産ラインを12本増設して年産能力を倍増する。
　マーシンは、ゴム手袋事業への参入がグループ全体の利益を25％以上押し上げると試算。将来は生産ラインを100本に増やし、年産能力を300億枚に引き上げるとしている。


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