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  ニュース     2019/05/16 22:59

マレーシア:1QのGDP成長率4.5%に減速、投資が低迷 無料記事

 マレーシア中央銀行が16日発表した2019年第1四半期の実質国内総生産(GDP)は、前年同期比4.5%増だった。成長率は前四半期の4.7%から減速。公共投資が2けた減だったほか、個人消費の伸びが縮小した。ただ、中銀は内需が引き続き成長を下支えするとし、19年通期の成長率予測を4.3〜4.8%に据え置いた。

 政府の歳出抑制などで公共投資は13.2%減と大きく落ち込み、前四半期の5.9%減から下げ幅が拡大した。世界経済の先行きに対する不透明感が強まるなか、民間投資も0.4%増と低迷。輸出も伸び悩んだ。GDPの6割を占める個人消費は7.6%増と高水準を維持したものの、前四半期の8.4%増からは減速。一方、政府消費は6.3%増となり、伸びが加速した。

 産業別ではサービス業が6.4%増、製造業が4.2%増、建設業が0.3%増となり、いずれも前四半期に比べ伸びが縮小。製造業は電気・電子産業の減速などが響いた。一方、農業は5.6%増となり、前四半期の0.1%減からプラスに転換。前年同期に悪天候で低迷したパーム油の生産量が回復した。


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