マレーシア統計局が13日発表した2019年3月の流通業売上高は、前年同月比5.4％増の1093億リンギ（約2兆8800億円）だった。伸び率は前月の6.5％を下回り、18年12月から4カ月連続で減速。小売り、卸売り、自動車販売の全部門で増加したものの、伸びはいずれも前月から鈍化している。
　小売りは6.9％増の436億リンギ。前月の8.5％増から伸びが鈍化した。1月まで8カ月連続の2桁増だったが、その後2カ月は1桁増にとどまっている。卸売りは5.0％増の532億リンギで、前月の5.8％増から伸びが鈍化。自動車販売は1.8％増の125億リンギとなり、こちらも前月の2.3％増から減速した。
　一方、19年第1四半期の流通業販売量指数は173.6ポイント（2010年＝100ポイント）と、前年同期から6.4％上昇。8.1％上昇した前四半期から伸びが鈍化した。内訳をみると小売りが9.3％上昇。卸売りと自動車はともに4.3％上昇した。


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