【亜州ビジネス編集部】韓国の現代自動車は13日、西部ジュロンで研究開発（R&D）拠点の起工式を行った。投資額は4億シンガポールドル（約310億円）。人工知能（AI）やモノのインターネット（IoT）、ロボット工学などに関するR&Dを行う。小規模な電気自動車（EV）生産施設も設ける。
　「現代自動車グループ革新センター・シンガポール（HMGICS）」を建設し、2022年末に完成させる。敷地面積は4万4000平方メートル、建屋面積は2万8000平方メートル。現地の大学や研究機関などと協力してR&Dを行う。EV工場では25年までに年間3万台を生産する見通し。
　施設は7階建てで、屋上には、1周620メートルの試乗コースを設ける。将来は顧客がスマートフォンを使って車両を購入し、HMGICSで生産される様子を見学、完成後に試乗できる体制を整備する。


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