ツナ缶大手アライアンス・セレクト・フーズ・インターナショナル（ASFI）は24日、インドネシア子会社の土地・建物などを売却すると発表した。今後はフィリピンとニュージーランドの事業に集中する。

　インドネシアでは、子会社インターナショナル・アライアンス・フード・インドネシアの土地・建物を、シンガポールのパーム油世界最大手ウィルマー・インターナショナルの子会社マルチ・ナバティ・スラウェシに売却。ほかに米国でマサチューセッツ州の子会社スペンス＆カンパニーを現地企業に売る。

　売却益は設備投資と債務返済に充てる。ASFIのシー社長は、「事業の9割をフィリピンとニュージーランドで行っており、両国で収益を確保することを中期的に優先する」と説明した。


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