ニュース 2020/10/14 21:10
シンガポール:3QのGDP7.0%減、下げ幅縮小=速報値
経済・統計 GDP シンガポール
【亜州ビジネス編集部】貿易産業省が14日発表した2020年第3四半期の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率は前年同期比マイナス7.0%となり、過去最悪だった前四半期のマイナス13.3%から下げ幅が縮小した。同省は、新型コロナウイルスの影響で景気後退局面にあるものの、4月7日に開始した経済・社会活動を制限する「サーキットブレーカー」が6月1日に解除されたことで、最悪期は脱したとみている。
産業別では、建設業がマイナス44.7%で最も落ち込んだ。前四半期の59.9%から改善したものの、依然として大幅なマイナス。外国人労働者の間で新型コロナ感染が広がったため、サーキットブレーカー解除後の事業再開ペースが遅かった。サービス業はマイナス8.0%で、前四半期のマイナス13.6%から下げ幅が縮小した。観光業の不振が響いている。
一方、製造業は2.0%のプラスを確保。前四半期のマイナス0.8%からプラスに転じた。世界の半導体需要が回復したことで、電子部門と精密エンジニアリング部門が好調だった。
全体のGDP成長率は季節調整済み前期比年率でプラス7.9%となり、前四半期のマイナス13.2%からプラスに転じた。産業別では建設業が38.7%、サービス業が6.8%、製造業が3.9%のいずれもプラスだった
貿易産業省は8月、20年通期のGDP成長率予想をマイナス5.0〜マイナス7.0%に下方修正。今回の発表ではこの予想を修正していない。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
産業別では、建設業がマイナス44.7%で最も落ち込んだ。前四半期の59.9%から改善したものの、依然として大幅なマイナス。外国人労働者の間で新型コロナ感染が広がったため、サーキットブレーカー解除後の事業再開ペースが遅かった。サービス業はマイナス8.0%で、前四半期のマイナス13.6%から下げ幅が縮小した。観光業の不振が響いている。
一方、製造業は2.0%のプラスを確保。前四半期のマイナス0.8%からプラスに転じた。世界の半導体需要が回復したことで、電子部門と精密エンジニアリング部門が好調だった。
全体のGDP成長率は季節調整済み前期比年率でプラス7.9%となり、前四半期のマイナス13.2%からプラスに転じた。産業別では建設業が38.7%、サービス業が6.8%、製造業が3.9%のいずれもプラスだった
貿易産業省は8月、20年通期のGDP成長率予想をマイナス5.0〜マイナス7.0%に下方修正。今回の発表ではこの予想を修正していない。
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