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  ニュース     2021/01/12 21:59

マレーシア:11月の鉱工業生産2%減、下げ幅が拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が11日発表した2020年11月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で2.2%低下した。前年割れは2カ月連続。首都圏などで新型コロナウイルス対策の厳しい活動制限が敷かれる中、下げ幅は前月(0.5%低下)から拡大した。
 鉱業(15.4%低下)の落ち込みが加速した上、電力業(2.5%低下)が2カ月ぶりに低下。製造業(2.0%上昇)は6カ月連続の上昇を維持したものの、前月(2.4%上昇)を下回る伸びだった。
 製造業では7分野のうち前月と同じ3分野でマイナス。いずれも前月から下げ幅が拡大しており、特に食品(8.7%低下)の落ち込みが大きかった。一方、プラスの4分野は全て伸びが加速。輸出が好調な電気・電子製品(8.3%上昇)や、新車販売の拡大が続く輸送機器・その他(6.5%上昇)の伸びが顕著だった。
■製造業売上高2%増
 統計局が同日発表した20年11月の製造業売上高は、前年同月比2.1%増の1199億リンギ(約3兆800億円)だった。増加は6カ月連続。7分野のうち前月と同じ3分野がプラスだった。3分野のうち輸送機器・その他(10.5%増)と電気・電子製品(5.3%増)は、前月を上回る伸びを記録。一方、食品・飲料・たばこ(5.1%増)は、前月までの2桁上昇から減速した。
 製造業の従業員数は2.2%減の219万5488人。支払われた労賃は1.3%減の71億9030万リンギ(1人当たり3275リンギ)だった。


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