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  ニュース     2020/12/28 20:59

マレーシア:11月の輸出4.3%増、3カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が28日発表した貿易統計によると、2020年11月の輸出額は前年同月比4.3%増の844億3040万リンギ(約2兆1600億円)だった。3カ月連続のプラスで、前月(0.2%増)から伸びが加速。主力の電気・電子製品が急伸した。輸入額は9.0%減の676億760万リンギ、貿易黒字は168億2280万リンギだった。
 全体の4割を占める電気・電子製品は23.6%増と、6カ月連続のプラス。中国向けが5割増、シンガポール向けが6割増と大きく伸びた。また、新型コロナウイルス流行の影響でゴム手袋の需要が世界的に高まる中、ゴム製品が2.2倍に拡大。パーム油加工品や木製品も前年同月を上回った。一方、石油製品や輸送機器、鉄鋼製品は20%を超える減少だった。
 主要国・地域への輸出額では、最大の中国向けや2番目に大きいシンガポール向け、3番目の米国向けなどが2桁増を記録。対日輸出は3.5%増と、6月以来のプラスだった。
 輸入では資本財、消費財、中間財などが軒並み減少。石油製品が半減したほか、輸送機器が3割減、衣類・履物や鉄鋼製品が2割減と落ち込んだ。国別では最大の中国からが4.5%減、日本からが3.4%減などだった。
 1〜11月の累計は、輸出額が前年同期比2.6%減の8850億1600万リンギ、輸入額が7.0%減の7211億5510万リンギ、貿易収支が1638億6090万リンギの黒字だった。


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