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  ニュース     2021/01/05 21:56

シンガポール:11月の小売売上高2%減、前月から改善 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2020年11月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は93.5となり、前年同月比で1.9%下落した。指数の下落は22カ月連続だが、下げ幅は前月(8.5%下落)から縮小。販促キャンペーンなどの販売活動が活発化したほか、新型スマートフォンの発売もあり、落ち込みが緩和した。

 14業種のうち6業種がプラス。うちコンピューター・通信機器(29.0%上昇)は、スマホ新製品の効果で9〜10月の2桁のマイナスから回復した。ほか、家具・住宅設備(28.5%上昇)とスーパーマーケット・ハイパーマーケット(22.6%上昇)は2桁上昇を維持。自動車(5.2%上昇)は4カ月連続で上昇した。

 一方、観光客の減少で苦戦を強いられている百貨店(24.5%下落)と衣類・履物(22.3%下落)、時計・宝石(8.6%下落)は、引き続きマイナス。ただ、いずれも前月からは下げ幅が縮小している。

 11月の小売売上高(推計)は1.9%減の36億600万シンガポールドル(約2810億円)。うちネット通販が占める割合は14.3%で、前月の10.5%から上昇した。食品飲料サービス売上高(推計)は22.5%減の7億500万シンガポールドルだった。


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