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  ニュース     2020/12/17 21:59

シンガポール:11月の輸出5%減、2カ月連続マイナス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2020年11月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比4.9%減の135億5522万シンガポールドル(約1兆550億円)だった。減少は2カ月連続。主力の電子製品が前月に続くマイナスとなったほか、医薬品が2カ月ぶりに落ち込み、全体を押し下げた。

 電子製品(3.8%減)の減少率は前月から拡大。電子の5割近くを占める集積回路(IC、7.9%)は前月から落ち込みが緩和したものの、プリント回路基板アセンブリー(PCBA、12.1%減)が8月以来の2桁減となった。非電子製品(5.2%減)も前月を上回る減少率を記録。医薬品(13.4%減)や非貨幣用金(15.1%減)の落ち込みが響いた。

 主要国・地域への輸出では、中国向け(18.4%減)の下げがきつく、非貨幣用金や石油化学品、ICなどが落ち込んだ。一方、米国向け(9.9%増)と日本向け(12.9%増)は拡大が続いており、それぞれ13カ月連続、10カ月連続のプラスだった。

 1〜11月の累計は前年同期比4.0%増の1573億8672万シンガポールドルだった。同庁は8月中旬、20年通期の輸出額(NODX)を前年比3.0〜5.0%増とする予測を発表している。


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