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  ニュース     2020/09/27 21:17

マレーシア:上期の投資認可額3割減、FDIが低迷 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 マレーシア投資開発庁(MIDA)は24日、2020年上半期の投資認可額が647億9000万リンギ(約1兆6400億円)だったと発表した。前年同期を3割下回る水準。新型コロナウイルス流行の影響で外国直接投資(FDI)が停滞し、国内直接投資(DDI)が全体の7割を占めた。全産業を合わせた認可数は1725件で、3万7000人以上の雇用創出が見込まれている。

 外国直接投資(FDI)は195億リンギと、前年同期の半分以下に減少。一方、DDIは453億リンギに増加した。FDIは国別で、◆シンガポール=49億リンギ◆スイス=28億リンギ◆中国=22億リンギ◆米国=22億リンギ◆タイ=18億リンギ――の順に多かった。全体の産業別内訳は、製造業が356億8000万リンギ、サービス業が286億4000万リンギ、農鉱業が4億7000万リンギ。製造業は3.0%減と小幅な落ち込みで、サービス業の低迷が顕著だった。

 製造業ではFDIが178億リンギと、前年同期から33.7%減少。一方のDDIは79.8%増の179億リンギに拡大した。業種別では石油化学の136億リンギが最も大きく、機械・設備が52億リンギ、電気・電子が50億リンギで続いた。製造業全体で約2万7000人の雇用創出が見込まれる。


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