ニュース 2020/06/23 20:59
シンガポール:5月CPIは0.8%低下、燃料など落ち込み加速
経済・統計 インフレ率 シンガポール
シンガポール統計局が23日発表した2020年5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比でマイナス0.8%となり、前月(マイナス0.7%)から下げ幅がやや拡大した。自動車と燃料の落ち込みを受け、民間道路輸送(マイナス6.8%)の値下がりが加速した。同項目と住居(0.5%)を除くコア指数はマイナス0.2%と、前月(マイナス0.3%)から下げ幅がやや縮小している。
民間道路輸送に含まれる項目では、自動車(マイナス5.4%)が2月連続のマイナス。また、ガソリン(マイナス12.6%)は16年5月以来の2桁の下落となった。新型コロナウイルス流行の影響で旅行関連の項目も下げが続いており、パックツアー(マイナス2.1%)、ホテル(マイナス5.6%)、航空(マイナス3.4%)がそろって落ち込んだ。
一方、食品(2.2%)の伸びは16年4月以来、4年1カ月ぶりの高さ。外食関連がほぼ横ばいだったものの、パン・穀物や肉類、油脂など食材で上げ幅の拡大が目立った。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、原油価格の低迷が続く一方、新型コロナ対策に起因するサプライチェーンの混乱が引き続き輸入食品の値上げ圧力になると指摘。20年通期の上昇率予測は、CPI全体、コア指数とも前年比マイナス1.0〜0.0%とし、5月末時点の予測から据え置いた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
民間道路輸送に含まれる項目では、自動車(マイナス5.4%)が2月連続のマイナス。また、ガソリン(マイナス12.6%)は16年5月以来の2桁の下落となった。新型コロナウイルス流行の影響で旅行関連の項目も下げが続いており、パックツアー(マイナス2.1%)、ホテル(マイナス5.6%)、航空(マイナス3.4%)がそろって落ち込んだ。
一方、食品(2.2%)の伸びは16年4月以来、4年1カ月ぶりの高さ。外食関連がほぼ横ばいだったものの、パン・穀物や肉類、油脂など食材で上げ幅の拡大が目立った。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、原油価格の低迷が続く一方、新型コロナ対策に起因するサプライチェーンの混乱が引き続き輸入食品の値上げ圧力になると指摘。20年通期の上昇率予測は、CPI全体、コア指数とも前年比マイナス1.0〜0.0%とし、5月末時点の予測から据え置いた。
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