【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは11日、向こう数週間にパキスタンとケニアで自動車組立工場を稼働すると発表した。海外での販売拡大を目指す10カ年計画の一環。
　パキスタンでは現地販売店のアルハジ・オートモーティブが工場を運営。また、先の報道によればケニアではコングロマリット（複合企業）のシンバ・コープが組立生産を行う。
　プロトンは同日、国内で10月末に発売したBセグメントSUV「X50」をブルネイで発売することも発表。バングラデシュ、エジプト、ネパールではAセグメントセダン「サガ」を月内に発売するとしている。
　同社は2017年、中国の吉利汽車と資本提携する際に10カ年戦略計画を打ち立てた。海外市場での販売拡大を一つの柱としている。サイード・ファイサル・アルバー会長は、新型コロナウイルス流行で計画が遅れているが、ようやく軌道に乗せることができつつあるとしている。


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