【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）のベルジャヤ・コーポレーションとマツダ車販売のベルマツオート（BAUTO）は1日、プジョー車の国内独占販売権をフランスのPSAグループから取得したと発表した。アフターサービスや部品販売についてはプジョー車のほか、PSA傘下のシトロエンとDSオートモービルズの車両についても手がける。
　合弁会社ベルジャヤ・オートアライアンスを通じて販売権を取得した。出資比率はベルジャヤが51％、ベルマツが20％など。マレーシアでのプジョー車販売は以前まで地場ナザ・グループが手掛けていたが、今年10月に契約を破棄すると報じられていた。
　PSAグループの東南アジア部門を担当するローレンス・ノエル副部長は、スポーツ多目的車（SUV）の「プジョー3008」や「プジョー5008」が過去数年で世界的に大きな人気を得ており、マレーシアでもこの勢いを維持したいとコメント。より小型のSUV「プジョー2008」の新型を間もなくマレーシアで発売するとしている。
　ベルジャヤは小売りや不動産開発、ホテル・娯楽施設運営、食品・飲料、金融サービス、自動車販売などを手がける複合企業。ベルマツはマツダ車の販売とアフターサービスを手がけている。


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