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  ニュース     2020/12/02 23:59

マレーシア:1〜9月の投資認可額3割減、サービス業が低迷 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア投資開発庁(MIDA)は1日、2020年1〜9月の投資認可額が1098億3820万リンギ(約2兆8400億円)だったと発表した。前年同期を3割近く下回る水準。新型コロナウイルス流行の影響でサービス業への外国直接投資(FDI)が大きく落ち込み、全体を押し下げた。全産業を合わせた認可数は2935件。約6万5000人の雇用創出が見込まれている。
 外国直接投資(FDI)は426億1160万リンギと、前年同期から4割弱の減少。国内直接投資(DDI)は2割減の672億2670万リンギだった。FDIは国別で、◆中国=170億リンギ◆シンガポール=80億リンギ◆米国=28億リンギ◆スイス=28億リンギ◆オランダ=24億リンギ――の順に多かった。
 産業別の内訳は、製造業が653億3510万リンギ、サービス業が428億4510万リンギ、農鉱業が16億5800万リンギ。製造業が17%増と好調だった一方、サービス業は半減した。サービス業はFDIが22億リンギと、前年同期の10分の1の水準にとどまった。
 製造業ではFDIが3%増の394億リンギ、DDIが46%増の259億リンギに拡大。業種別では石油化学の150億リンギが最も大きく、これにベースメタルが145億リンギ、電気・電子が77億リンギで続いた。製造業全体で約5万1000人の雇用創出が見込まれている。


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