マレーシア統計局が10日発表した2025年9月の失業率は3.0％だった。前年同月から0.2ポイント低下。前月からは横ばいで、10年ぶりの低水準を4月から6カ月連続で維持している。

　労働力人口は前年同月比2.8％増の1754万人（前月比0.2％増）、就業者数は3.1％増の1703万人（同0.2％増）に拡大した。失業者数は5.7％減の51万8600人となり、新型コロナウイルスの流行が拡大した20年2月以降では最も少なかった。労働参加率は70.9％で、前年同月から0.3ポイント上昇、前月からは横ばいだった。

　失業率は15年6月から20年2月まで3.2～3.5％で推移した後、新型コロナの流行を受けて同年5月には1986年以降で最悪となる5.3％まで上昇した。その後は低下傾向が続いている。


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