ニュース 2025/09/29 20:56
シンガポール:ボルボ・カー、R&D拠点を8カ月で閉鎖 
自動車 シンガポール
スウェーデンのボルボ・カーは26日、中心部カラン地区にある研究開発(R&D)センターを閉鎖したと発表した。今年1月に開所したばかりで、わずか8カ月での閉鎖となる。世界市場の不安定さや自動車業界全体の外部環境の厳しさを背景に、グローバルでのコスト削減策の一環として拠点整理を進めた。ビジネスタイムズが同日付で伝えた。
同センターはカラン通りに位置し、面積は約875平方メートル。約15人の従業員でロボティクスやAI(人工知能)、データ分析、電気工学などの研究に取り組んでいた。ボルボは「この拠点で培った専門性は社内の他部門で活用する」としている。
同センターは2023年9月に計画が公表され、政府の支援を受けて設立された経緯がある。こうした中でシンガポール経済開発庁(EDB)は今回、雇用訓練庁や全国労働組合会議(NTUC)など関連機関の連携により、影響を受ける従業員の再就職支援を行うとしている。
ボルボは今年5月に世界で3000人の人員削減を実施。第2四半期は販売が前年同期比12%減の18万1600台、売上高が8%減の935億スウェーデンクローナ(約1兆8400億円)に落ち込んだ。一方、シンガポール市場では電気自動車(EV)「EX30」が販売を押し上げ、1~8月の登録台数は426台と前年を上回っている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同センターはカラン通りに位置し、面積は約875平方メートル。約15人の従業員でロボティクスやAI(人工知能)、データ分析、電気工学などの研究に取り組んでいた。ボルボは「この拠点で培った専門性は社内の他部門で活用する」としている。
同センターは2023年9月に計画が公表され、政府の支援を受けて設立された経緯がある。こうした中でシンガポール経済開発庁(EDB)は今回、雇用訓練庁や全国労働組合会議(NTUC)など関連機関の連携により、影響を受ける従業員の再就職支援を行うとしている。
ボルボは今年5月に世界で3000人の人員削減を実施。第2四半期は販売が前年同期比12%減の18万1600台、売上高が8%減の935億スウェーデンクローナ(約1兆8400億円)に落ち込んだ。一方、シンガポール市場では電気自動車(EV)「EX30」が販売を押し上げ、1~8月の登録台数は426台と前年を上回っている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。