【亜州ビジネス編集部】　三井物産が筆頭株主のアジア最大の民間病院グループ、IHHヘルスケア（IHH）は、クアラルンプールの私立病院、プリンスコート医療センターの株式100％を傘下のパンタイ病院を通じて10億2000万リンギ（約260億円）で取得した。ニュー・ストレーツ・タイムズが1日報じた。

　同医療センターは病床数277床で、熱傷、腫瘍、胃腸病をはじめとした内科と外科の幅広い医療サービスを提供している。IHHは買収についてグループの集積戦略を補完するためと説明した。

　IHHは現在、国内でパンタイ病院11カ所、グレンイーグルス病院4カ所を運営している。合計の病床数は2900床、従業員1万1000人と常駐・非常駐コンサルタント1000人を抱える。



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