電子機器受託製造サービス（EMS）の米サンミナ・コーポレーションは、中国での生産をマレーシアのペナン州に移転する。米中貿易摩擦が長期化し、先行きが不透明なためで、製造を引き受ける米モトローラ製品の製造を一時的に移転する。ザ・サン・デイリーが17日付で伝えた。

　サンミナはかつてサラワク州クチンに生産拠点を構えていたが、2012年に中国へ移転した。一方で16年にはペナン州のバヤンレパス工業団地にあるモトローラ・ソリューションズの生産施設を買収。今回、中国の生産をここに一時的に移転する。設備が整っているため、大型設備の移動は必要なく、生産移転はスムーズに進むとしている。

　なおサンミナとモトローラは、メキシコやブラジルなどの拠点でも協業関係にある。


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