マレーシア自動車協会（MAA）が発表した2025年8月の国内新車販売台数は、前年同月比0.6％増の7万3041台だった。前年同月を上回るのは4カ月ぶり。3月と7月に続いて年初来3度目の7万台超えとなった。新モデルの投入や月末の独立記念日に合わせたキャンペーンなどが販売を押し上げた。19日付各紙が伝えた。

　内訳は乗用車が前年同月比0.4％増の6万7302台、商用車が3.1％増の5739台とそろって前年超え。一方、1～8月は全体で前年同期比3.8％減の51万6862台となり、うち乗用車は2.7％減の47万8824台、商用車は15.8％減の3万8038台だった。

　一方、8月の生産台数は前年同月比7.3％減の6万9111台。乗用車が7.2％減の6万5153台、商用車が8.8％減の3958台だった。1～8月の生産台数は8.3％減の49万3176台で、乗用車が8.2％減の46万5965台、商用車が9.1％減の2万7211台だった。

　MAAは9月について、祝日による営業日の少なさや、政府の26年度予算案とガソリン補助金合理化の詳細待ちなどによる様子見から、販売は調整局面になるとの見方を示した。


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