マレーシア統計局が11日発表した2025年9月の流通業売上高は、前年同月比6.6％増の1580億1080万リンギ（約5兆8600億円）だった。前年同月を上回るのは48カ月連続。伸び率は前月を上回り、2カ月ぶりに加速した。金額は3カ月連続で過去最高を更新した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝6.9％増の710億5400万リンギ◆小売り＝7.0％増の689億1620万リンギ◆自動車販売＝4.3％増の180億4060万リンギ――となり、いずれも前月から伸びが拡大。卸売りと小売りは過去最高額となった。

　自動車では、修理（9.6％増）と部品販売（6.7％増）の伸びが前月を上回った。一方、車両販売（1.9％増）は減速し、バイク販売・修理（0.3％減）は1年3カ月ぶりに前年を割り込んだ。

　9月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は5.4％で、48カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝6.6％◆小売り＝4.8％◆自動車販売＝3.3％――だった。


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