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  ニュース     2026/01/15 20:55 NEW!!

マレーシア:25年のパーム原油生産、過去最高の2028万トン 無料記事

 マレーシア・パーム油庁(MPOB)は、2025年の国内パーム原油(CPO)生産量が前年比2.4%増の2028万トンとなり、過去最高を更新したと発表した。十分な労働力と天候に恵まれたことが寄与し、特に下半期に生産が大きく伸びた。26年の生産量については、高収量の反動による樹木の休養期に入るとして、1950万~1980万トンに減少する見通しを示している。国営ベルナマ通信などが伝えた。

 25年のパーム油製品輸出量は1526万トンと市場予想を下回った。インドネシア産パーム油との競争激化や、他の植物油との価格差縮小が重荷となった。

 一方、26年は1580万~1680万トンへ回復する見通し。インドネシアでパーム油由来のバイオディーゼル燃料(BDF)の使用が進み、同国の輸出余力が抑制されることで、マレーシア産の輸出環境が改善するとみている。最大輸出先は引き続きインドで、中国や欧州連合(EU)、中東、アフリカ、東南アジアからの安定需要も下支え要因になると見込む。

 25年のCPO価格は1トン当たり平均4292.5リンギ(約16万8000円)と、MPOBの目標を上回った。同庁は26年のCPO価格を4000~4300リンギと予想。世界経済や天候、主要生産国の政策動向など不確実性が高いとして、保守的なレンジに設定した。

 CPOの在庫は25年下半期にかけて積み上がり、12月末には305万トンと高水準となった。下半期の生産集中と輸出の伸び悩みが背景にある。MPOBは、26年は生産調整が進む一方、輸出回復により需給バランスが徐々に改善すると見込んでいる。


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