農業環境省は21日、中南部・中部高原を中心に16～20日にかけて発生した大雨・洪水による経済被害額が3兆ドン（約180億円）余りに上るとの試算を発表した。各自治体が引き続き詳しい被害状況の調査を進めており、被害額はさらに膨らむ可能性もあるとしている。各紙が伝えた。

　住宅は約6万8000戸が浸水し、うち168戸が倒壊した。農地は131平方キロメートルが被害を受けて、家畜・家禽（かきん）は約3万1000頭が死亡または流失した。

　21日午前11時時点の死者・行方不明者数は53人。省市別では中部高原ダクラク省が21人で最も多く、中南部カインホア省が15人で続いた。


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