マレーシア統計局が8日発表した2025年6月の流通業売上高は、前年同月比4.8％増の1529億6900万リンギ（約5兆3200億円）だった。前年同月を上回るのは45カ月連続。伸び率は前月を上回り、3カ月ぶりに加速した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝5.2％増の682億9480万リンギ◆小売り＝5.4％増の675億4160万リンギ◆自動車販売＝0.7％増の171億3260万リンギ――。卸売りと小売りは過去最高額を更新した。自動車では、車両販売（2.8％減）が5カ月ぶりにマイナスに転じた一方、修理（4.8％増）と部品販売（3.0％増）は前月から伸びが加速した。バイク販売・修理（7.1％増）は5カ月連続のプラスとなったものの、前月からは鈍化した。

　6月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は4.4％で、45カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝6.1％◆小売り＝4.1％◆自動車販売＝マイナス0.6％――だった。


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