【亜州ビジネス編集部】建設・不動産開発などを手掛ける地場ビナ・ダルラマン（BDB）は22日、中国の上海友助実業と産業廃棄物処理事業での協力に向けて覚書を交わしたと発表した。産廃処理に関する包括的な体制を確立し、自社事業で環境への影響を最小限に抑えるほか、合弁会社を設立して他社向けにサービスを提供することも視野に入れる。
　BDBはケダ州に本社を置き、建設・不動産開発のほか、採石、リゾート・ゴルフ場運営、再生可能エネルギー発電など幅広く事業を手掛ける。環境持続可能性を重視するケダ州の開発計画に貢献するため、廃棄物処理で長年の経験を持つ友助実業との提携を決めた。
　友助実業は、化学品のサプライチェーン（供給網）管理で27年の経験を持つほか、10年以上にわたって固形廃棄物の回収とリサイクル事業を手掛けてきた。ケダ州では、オーストリアのプリント基板（PCB）メーカー、AT&Sが今年第4四半期に開所予定の工場でも廃棄物処理サービスを提供する。


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