【亜州ビジネス編集部】中国のリチウム電池メーカー、恵州億緯リ能股フン（EVEエナジー、リはかねへんに里）は7日、ケダ州クリムで電池工場の起工式を行った。投資額は4億2230万米ドル。電動バイクや電動工具向けに円筒形電池を製造し、マレーシアを含む東南アジア各国に供給する。

　現地法人のEVEエナジー・マレーシアが事業を手掛ける。段階的に建設を進めて3年以内に完成させる方針。600人を雇用する。

　EVEは2001年設立。使い切りのリチウム電池では中国のトップ企業で、世界でもトップブランドの一つとなっている。東南アジアではタイでも電池工場の建設を検討しており、先月末にエネルギー関連事業の現地企業エナジー・アブソルート（EA）と覚書を交わした。電気自動車（EV）や二次電池電力貯蔵システム（BESS）向けにセルから生産する方向で事業化調査を進める。年産能力は6ギガワット時（GWh）超を予定。東南アジアの顧客の需要に対応する。


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