【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は24日、2023年6月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が130.4となり、前年同月から2.4％上昇したと発表した。上昇は29カ月連続。ただ、上昇率は前月の2.8％から鈍化し、22年4月以来、14カ月ぶりの低水準となった。足元のピークだった22年8月の4.7％から減速傾向にある。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は3.1％上昇し、前月の3.5％を下回った。
　12品目のうち10品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで5.4％だった。これに食品・非アルコール飲料が4.7％で続き、食品の中では牛乳・チーズ・卵の6.0％などが高かった。運輸は横ばい。一方、通信はマイナス3.6％で唯一下げた。
　CPI上昇率は前月比でプラス0.2％。8品目がプラスとなり、3品目が横ばい、1品目がマイナスだった。


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