【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が8日発表した2023年12月の流通業売上高は、前年同月比4.8％増の1439億3860万リンギ（約4兆4800億円）だった。前年同月を上回るのは27カ月連続で、金額は過去最高を更新。ただ、増加率は前月を1.4ポイント下回り、2カ月連続で減速した。

　売上高の内訳は、◆卸売り＝4.4％増の629億3400万リンギ◆小売り＝5.0％増の624億4280万リンギ◆自動車販売＝5.9％増の185億6170万リンギ――だった。小売りと自動車は過去最高額を更新。自動車では車両販売額が4.4％増えたほか、修理と部品販売が共に2桁のプラスを維持した。

　12月の流通業販売量指数の上昇率（前年同月比）は3.4％で、27カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り＝3.4％◆小売り＝3.6％◆自動車販売＝3.9％――だった。小売りの伸びが前月から加速する一方、卸売りと自動車販売は減速した。


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