【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）大手のサイムダービーは、代理店を務める米フォードのピックアップトラック「レンジャー」とスポーツ多目的車（SUV）「エベレスト」の2023年の販売台数が8858台となり、過去最高を記録したと発表した。

　子会社のサイムダービー・オートコネクション・フォードを通じて販売。フォード車の性能や技術、品質に対する信頼が国内で上がり、また販売網を全国に拡大したことで販売が伸びたという。ディーラー店はサバ州とサラワク州の東マレーシアにも開設し、店舗数を38店としている。

　サイムダービーの自動車部門は、フォードや韓国・現代自動車、中国・比亜迪（BYD）の大衆車のほか、独BMWやポルシェ、英ロールスロイス、ジャガー、ランドローバーの高級車も扱う。昨年8月には、傘下にトヨタ自動車の合弁会社や、ダイハツが出資する国民車メーカーのプロドゥアを持つUMWホールディングス（UMWH）の買収も発表しており、今月21日に全株式の取得手続きを終えたと公表している。


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