【亜州ビジネス編集部】中国自動車メーカー、浙江吉利控股集団傘下の商用車メーカーである浙江吉利新能源商用車集団(吉利商用車)は、シンガポールの代理店としてホンセウ・モーターズを指名した。先週に契約を締結。向こう3年で1000台の販売を目指す。SGカーマートなどが9日付で伝えた。
　吉利商用車は「遠程汽車（ファリゾン）」ブランドで電動のミニバスやピックアップトラック、小型トラックなどを製造。 シンガポールではまず小型トラック「H9E」を年内に投入する。ホイールベースが14フィート（4.3メートル）と20フィート（6.1メートル）の2タイプに加え、冷凍トラックも用意。フル充電での走行距離は400キロメートルを超える。
　同社は来年、電気自動車（EV）の商用バン「スーパーバン」の製造を開始する予定で、シンガポールを含め世界に投入する計画。
　ホンセウはかつて、イタリアのフェラーリとマセラティのスーパーカーを輸入販売。現在は中国EV最大手の比亜迪（BYD）や同国の東風小康汽車（DFSK）の電動商用車を扱っている。


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