医療機器や産業用機械などの直線運動を支えるリニアモーションシステム製造の中国系Jスター・モーションは、向こう2年間にジョホール州で1億リンギ（約30億円）を追加投資し、工場自動化向け機材やロボットの工場を増設する。同州では既に3億リンギを投じて工場4カ所を稼働しており、さらに投資を拡大する。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが28日付で伝えた。
　このほど開催した第4工場の開所式で、Jスターのトニー・ウォン取締役が明らかにした。既存の4工場は全て工業団地「iパーク＠インダプラ」内に立地。合計の建屋面積は約4万3460平方メートルに上る。親会社の浙江捷昌線性駆動科技が東南アジアに設ける初めての生産拠点で、スマート技術の適用拡大で急増するリニアモーションシステムの需要に対応している。
　Jスターはリニアモーションシステムを構成する電動駆動装置や制御装置、フレームなどを製造。家具やオフィス機器、医療機器、産業用機械向けなどに供給している。


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