ニュース 2025/01/30 20:53 NEW!!
マレーシア:25年の家計支出、コロナ前の水準に回復=BMI予想
経済・統計 マレーシア
調査会社フィッチ・ソリューションズ傘下のBMIリサーチは、マレーシアの家計支出が2025年に前年比5.2%増の9545億リンギ(約34兆円)となり、新型コロナウイルス流行前の水準に回復するとの予想を明らかにした。労働市場の改善に伴う収入安定と低インフレが支出拡大を後押しするとみている。ザ・エッジ・マレーシアが伝えた。
BMIは、家計支出はコロナ前の水準に戻るものの、25年の支出の伸びは前年を下回ると予想。コロナ後の急回復による特需が一巡しつつあることが一因としている。また高水準の家計債務が依然として課題で、借入能力や可処分所得を圧迫していると分析している。
25年の国内総生産(GDP)成長率は4.7%と予想。24年の5.1%(一次速報)から減速するとの見方で、コロナ後の急回復が一服することや、金融機関による融資条件の引き締め、世界経済の成長鈍化が影響するとしている。
BMIリサーチは、マレーシア中央銀行が25年に利下げに踏み切るとみている。インフレ低下で利下げの余地が生じているためで、22~23年の利上げで家計や企業に与えた負担を軽減するとの見方。ただし既に増大している家計債務の返済コストを和らげる効果は限定的としている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
BMIは、家計支出はコロナ前の水準に戻るものの、25年の支出の伸びは前年を下回ると予想。コロナ後の急回復による特需が一巡しつつあることが一因としている。また高水準の家計債務が依然として課題で、借入能力や可処分所得を圧迫していると分析している。
25年の国内総生産(GDP)成長率は4.7%と予想。24年の5.1%(一次速報)から減速するとの見方で、コロナ後の急回復が一服することや、金融機関による融資条件の引き締め、世界経済の成長鈍化が影響するとしている。
BMIリサーチは、マレーシア中央銀行が25年に利下げに踏み切るとみている。インフレ低下で利下げの余地が生じているためで、22~23年の利上げで家計や企業に与えた負担を軽減するとの見方。ただし既に増大している家計債務の返済コストを和らげる効果は限定的としている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。