【亜州ビジネス編集部】自動車部品メーカーのEPマニュファクチャリング（EPMB）は10月30日、ペラ州タンジュンマリムでカーシート工場を開所した。投資額は3000万リンギ（約9億4600万円）。近隣で工場を操業する国民車メーカーのプロトンに製品を供給する。
　プロトンの車両工場から約2.5キロメートルの場所に設けた。EPMBにとって初のカーシート工場で、当初の年産能力は15万セット。中国の自動車部品メーカー、浙江倶進汽摩配件から技術支援を受ける。浙江倶進は、プロトンに出資する中国・吉利汽車にカーシートなどを供給している。
　EPMBはドアやダッシュパネル、燃料タンクモジュールなどさまざまな自動車部品を製造。国内に7工場を持つ。最近では電動車事業に力を入れており、10月20日にはマラッカ州で自動車組立工場を着工した。中国自動車大手の北京汽車（BAIC）の電気自動車（EV）などを生産するほか、中国の長城汽車ともピックアップトラックなどの生産で覚書を交わしている。


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