【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は23日、2024年2月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が132.1となり、前年同月から1.8％上昇したと発表した。前月を上回るのは22年8月以来、1年半ぶり。前月までは3カ月連続で1.5％と、21年3月以来の最低水準を維持していたが、加速に転じた。消費が伸びる旧正月時期のズレが影響したとみられる。
　13品目のうち10品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで2.9％だった。これに住居・水道光熱費が2.7％、その他商品・サービスが2.5％、健康が2.2％、食品・非アルコール飲料が1.9％で続いた。最も下げたのは通信でマイナス2.4％。これに衣類・履物がマイナス0.2％、保険・金融サービスが0.1％で続いた。
　CPI上昇率は前月比で0.5％上昇。プラスは住居・水道光熱費の1.3％を筆頭に9品目で、横ばいはアルコール飲料・タバコなど4品目だった。


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