ニュース 2025/05/20 20:51 NEW!!
ベトナム:韓国サムスンの4工場、1Q利益は9年ぶり低水準 
電子・電気 ベトナム
韓国サムスン電子が発表した2025年第1四半期の決算書で、ベトナムにある4工場の税引き後利益は前年同期比39%減の6億8940万米ドルとなり、第1四半期としては2016年以降で最低水準に落ち込んだ。一方、売上高は3.8%増の162億8000万米ドルと微増だった。ザ・インベスターが伝えた。
各工場を運営する現地法人の業績をみると、グループ最大級のスマートフォン工場を北部タイグエン省に構えるサムスン電子ベトナム・タイグエン(SEVT)は、売上高が2.5%減の76億7000万米ドル、税引き後利益は59.6%減の2億7520万米ドルと落ち込んだ。
北部バクニン省にスマホ工場を持つサムスン電子ベトナム(SEV)は、売上高が22.7%減の45億米ドルと落ち込んだが、純利益は11.6%増の2億2330万米ドルと拡大した。また同省でディスプレー工場を操業するサムスンディスプレイ・ベトナム(SDV)は、売上高が3.0%増の26億米ドルと拡大した一方、税引き後利益は28.2%減の8600万米ドルに縮小した。
ホーチミン市でテレビなど家電を製造するサムスン電子ホーチミンCEコンプレックス(SEHC)は、売上高が66.8%増の14億米ドルに拡大。税引き後利益も20.5%増の1億489万米ドルと好調だった。
同社はこれまでにベトナムへ累計232億米ドルを投資しており、同国最大の外国投資企業となっている。24年のサムスン・ベトナム全体の売上高は625億米ドル、このうち輸出額は544億米ドルに達した。ベトナム国内で同社に部品などを供給する企業は306社に上る。
今後の投資としては、ディスプレー生産を担うSDVがバクニン省で有機EL(OLED)ディスプレーの生産強化に向けて18億米ドルの追加投資を計画。1月に12億米ドル分の投資承認を受け、5月にも追加の認可を取得した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
各工場を運営する現地法人の業績をみると、グループ最大級のスマートフォン工場を北部タイグエン省に構えるサムスン電子ベトナム・タイグエン(SEVT)は、売上高が2.5%減の76億7000万米ドル、税引き後利益は59.6%減の2億7520万米ドルと落ち込んだ。
北部バクニン省にスマホ工場を持つサムスン電子ベトナム(SEV)は、売上高が22.7%減の45億米ドルと落ち込んだが、純利益は11.6%増の2億2330万米ドルと拡大した。また同省でディスプレー工場を操業するサムスンディスプレイ・ベトナム(SDV)は、売上高が3.0%増の26億米ドルと拡大した一方、税引き後利益は28.2%減の8600万米ドルに縮小した。
ホーチミン市でテレビなど家電を製造するサムスン電子ホーチミンCEコンプレックス(SEHC)は、売上高が66.8%増の14億米ドルに拡大。税引き後利益も20.5%増の1億489万米ドルと好調だった。
同社はこれまでにベトナムへ累計232億米ドルを投資しており、同国最大の外国投資企業となっている。24年のサムスン・ベトナム全体の売上高は625億米ドル、このうち輸出額は544億米ドルに達した。ベトナム国内で同社に部品などを供給する企業は306社に上る。
今後の投資としては、ディスプレー生産を担うSDVがバクニン省で有機EL(OLED)ディスプレーの生産強化に向けて18億米ドルの追加投資を計画。1月に12億米ドル分の投資承認を受け、5月にも追加の認可を取得した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。