【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは8日、2023年5月の販売台数が前年同月比35.5％増の1万3268台（輸出含む）だったと発表した。前月からは40.9％増。市場シェアは21.5％と前月の20.4％から伸ばした。

　5月の販売をモデル別にみると、Aセグメントセダン「サガ」が5819台で最多。この部門では市場シェア2位だった。次いで多かったのはBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の2801台で、この部門首位。SUV全体でもトップだった。Bセグメントセダン「ペルソナ」は2290台で部門2位、CセグメントSUV「X70」は929台で部門3位、Cセグメントの多目的車（MPV）「イグゾラ」は440台で部門首位だった。

　1〜5月の販売台数は38.9％増の6万2970台。モデル別ではサガが2万7214台と最も多く、これにX50が1万5113台、ペルソナが1万326台、X70が4871台で続いた。

　5月の輸出台数は年初来で月別最多の217台。モザンビークへの輸出を開始し、これで輸出先は12カ国となっている。

　プロトンは5月、同社初となるハイブリッド車（HV）のSUV「X90」を発売し、新エネルギー車（NEV）分野に進出した。このモデルへの引き合いは多く、今後はさらに新型を発表するとともに、電気自動車（EV）市場参入の準備も進めるとしている。


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