【亜州ビジネス編集部】2023年上半期の国内新車市場で、首位プロドゥアと2位プロトンの国民車メーカー2社を合わせたシェアが6割を超えた。ポールタンが21日付で伝えた。

　プロドゥアの販売台数は前年同期比13.6％増の14万4690台。シェアは39.5％で、前年同期から1.1ポイント拡大した。プロトンの販売は32.4％増の7万6012台。シェアは20.8％で3.5ポイント伸ばした。国民車メーカー2社のシェアは計60.3％となり、前年同期の55.7％から広げた。

　5位までの順位は前年同期と変化がなかったが、3〜5位はシェアを落とした。3位のトヨタは5.9％増の4万8145台で、シェアが13.2％と0.5ポイント縮小。4位のホンダは15.0％減の3万3727台で、シェアは12.0％から9.2％に落とした。5位の三菱自動車は6.4％減の1万1811台で、シェアは3.8％から3.2％に下げた。

　マレーシア自動車協会（MAA）によると、23年上半期の国内新車販売台数は10.3％増の36万6037台。新型コロナウイルス流行前の19年上半期を23.5％上回った。MAAは予想より好調な販売を受け、通年目標を従来の65万台から72万5000台に上方修正している。過去最高だった22年の72万658台を上回ると見込む。


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