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  ニュース     2024/01/11 19:59

マレーシア:11月の鉱工業生産1%増、製造業は落ち込む 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が11日発表した2023年11月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で0.6%上昇した。前年同月を上回るのは2カ月連続。ただ、上昇幅は前月(2.4%上昇)から縮小した。主力の電子業の落ち込みが続いており、製造業が小幅ながら再びマイナスに転じた。

 産業別では鉱業(1.9%上昇)と電力(4.2%上昇)がプラスを維持する一方、製造業(0.1%低下)が3カ月ぶりに前年を割り込んだ。製造業では前月と同様に輸出型産業(2.7%低下)が落ち込み、内需型産業(5.8%上昇)は生産が拡大した。

 製造業では7分野のうち電気・電子製品(6.8%低下)のみマイナス。これに含まれる電子(8.6%低下)が6カ月連続の落ち込みとなり、前月から下落幅が拡大した。電気・電子以外では、輸送機器(1.4%上昇)の伸びが縮小。自動車(0.4%上昇)が前月の2桁上昇から減速した。

■製造業売上高3%減

 統計局が同日発表した23年11月の製造業売上高は、前年同月比2.6%減の1549億8800万リンギ(約4兆8500億円)だった。前年同月を下回るのは6カ月連続で、下げ幅は前月から拡大。前月と同じく7分野のうち輸送機器(9.0%増)など5分野がプラスとなり、電気・電子製品(5.3%減)と石油・化学・ゴム・プラスチック(10.8%減)の2分野が落ち込んだ。

 製造業の従業員数は2.1%増の237万7383人。支払われた労賃は3.3%増の81億4900万リンギ(1人当たり3428リンギ)だった。


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