ニュース 2024/04/15 19:59
マレーシア:印刷ネクストのEFBパルプ生産、中国社と合弁
建設 その他製造 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】印刷会社のネクストグリーン・グローバルは12日、アブラヤシ空果房(EFB)廃棄物を原料とするパルプの新工場建設で、中国の紙パルプメーカー、厦門建発漿紙と合弁を組むと発表した。中国国内外に供給網を持つ厦門建発漿紙の協力を得て事業拡大を図る。
10日に覚書を交わした。ネクストグリーンの子会社ネクストグリーンIOIパルプ(NIP)が75%、厦門建漿が25%を出資して合弁会社を設立。パハン州ペカンでネクストグリーンが開発する環境配慮型の工業団地「グリーン・テクノロジー・パーク(GTP)」の17万4000平方メートルの敷地に工場を建設する。年産能力は10万トンで、現地報道によると投資額は6億リンギ(約193億円)。18~24カ月かけて建設する。木材を使用せず環境に優しい原料として、ティッシュペーパーや包装用紙、パルプモールド向けなどに供給する。
NIPはこの事業を推進するため今月初めに設立したばかり。アブラヤシ農園運営・パーム油生産大手IOIコーポレーションとの合弁会社で、ネクストグリーンが55%、IOIが45%を出資している。
ネクストグリーンは現在、GTP内で年産能力1万2000トンの小規模なEFBパルプ工場を操業。昨年8月にはクラウン・パッケージ(本社:愛知県小牧市)との合弁会社を通じて、EFBを原料とする日本向けのパルプモールド食品容器の試験生産を開始した。また、同年9月には丸紅からのEFB調達に向けて基本合意書(LOI)を締結している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
10日に覚書を交わした。ネクストグリーンの子会社ネクストグリーンIOIパルプ(NIP)が75%、厦門建漿が25%を出資して合弁会社を設立。パハン州ペカンでネクストグリーンが開発する環境配慮型の工業団地「グリーン・テクノロジー・パーク(GTP)」の17万4000平方メートルの敷地に工場を建設する。年産能力は10万トンで、現地報道によると投資額は6億リンギ(約193億円)。18~24カ月かけて建設する。木材を使用せず環境に優しい原料として、ティッシュペーパーや包装用紙、パルプモールド向けなどに供給する。
NIPはこの事業を推進するため今月初めに設立したばかり。アブラヤシ農園運営・パーム油生産大手IOIコーポレーションとの合弁会社で、ネクストグリーンが55%、IOIが45%を出資している。
ネクストグリーンは現在、GTP内で年産能力1万2000トンの小規模なEFBパルプ工場を操業。昨年8月にはクラウン・パッケージ(本社:愛知県小牧市)との合弁会社を通じて、EFBを原料とする日本向けのパルプモールド食品容器の試験生産を開始した。また、同年9月には丸紅からのEFB調達に向けて基本合意書(LOI)を締結している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。