【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の発表によると、2023年第2四半期の完成工事高は前年同期比8.1％増の323億5286万リンギ（約1兆200億円）だった。前年同期を上回るのは5四半期連続。前四半期比でも0.4％増え、新型コロナウイルスの影響が本格的に出始めた20年第2四半期以降で最高額となった。

　工事の種類別では、全体の4割弱を占め最大の土木工事が前年同期比10.4％増となり、4四半期連続でプラス。また、工場や商業施設を含む非住宅建築物は5.7％増とプラスを維持し、住宅建築物は6.9％増と2四半期ぶりのプラスに転じた。資本別では、全体の6割超を占める民間部門が17.3％増と大きく伸びる一方、残りの公的部門は4.8％減だった。


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