複合企業DRBハイコム傘下の国民車メーカー、プロトンは、2024年の販売台数が15万2352台（輸出含む）だったと発表した。増減は明らかにしていないが、過去の発表に照らし合わせると前年比1.5％減。国内シェアは6年連続で2位を維持した。国営ベルナマ通信などが6日付で伝えた。

　モデル別では、Aセグメントセダン「サガ」が3.7％増の7万2769台で最多だった。資本提携する中国・吉利汽車の車両をベースにしたモデルも好調で、◆Bセグのスポーツ多目的車（SUV）「X50」＝2万3647台◆Cセグセダン「S70」＝1万9182台◆CセグSUV「X70」＝8992台◆ハイブリッド車（HV）のDセグSUV「X90」＝3553台――だった。

　24年の輸出台数は31％増の4765台。現地組立生産を開始したエジプトが最多で1748台だった。

　12月の販売は1万4601台で、前年同月から14.9％増加。輸出は1131台で、エジプトでの受注増が貢献した。

　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、国内市場が80万台を突破した歴史的な年にシェア2位を維持できたことは快挙で、サガやSUVの各モデルが顧客に高く評価されたと説明した。24年末には電気自動車（EV）ブランド「e.MAS（イーマス）」の第1弾となるSUV「e.MAS7」を発売しており、25年も革新性、信頼性、国際性というブランド価値をさらに高めることを目指すと話した。


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