【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は、傘下の国産車メーカー、プロドゥアの新車販売台数が2023年8月に前年同月比19.5％増の3万1111台だったと発表した。市場シェアは40.7％で、モデル別では4ドアセダン「ベザ」、小型ハッチバック「マイヴィ」、5ドアハッチバック「アジア」の順で販売が多かった。
　1～8月の販売台数は前年同期比18.9％増の20万4232台。UMWHは、23年の販売目標である31万4000台を達成できるとみている。
　一方、UMW傘下のUMWトヨタ・モーターのトヨタ車販売台数は8月が前年同月比13.0％増の1万275台、1～8月が前年同期比9.2％増の6万7283だった。販売台数が多いモデルは小型セダン「ヴィオス」、ピックアップトラック「ハイラックス」、スポーツ多目的車（SUV）「カローラクロス」。8月にはマイナーチェンジした中型セダン「カローラ」を発売した。
　プロドゥアとトヨタの合計の販売台数は8月に4万1386台となり、前年同月比で17.8％増、前月比で12.5％増だった。販売・サービス税（SST）減免猶予措置が3月末に終了して以降も、キャンペーン実施などで高い販売を維持。1～8月では16.3％増の27万1515台に拡大した。
　UMWHのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者（CEO）は、プロドゥア車、トヨタ車とも年初から好調で、共に23年の販売目標を達成できると述べだ。


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