イスラム教の戒律に沿ったハラルのしょうゆを製造するマースリは、ヌグリスンビラン州に新工場を建設する。レーシア投資開発庁（MIDA）の発表によると、2億5000万リンギ（約76億円）を投じ、生産能力を拡大する計画。製品は国内で販売するほか、インドネシアやフィリピンなど東南アジアのほか、インド、中東に輸出する。
　ハラル製品向けの工業団地「テックパーク＠エンステック」の2万4000平方メートルの敷地に工場と倉庫、品質管理研究施設、研究・開発（R&D）施設を設置。2025年初めに開所する。しょうゆ製造に欠かせないこうじについては、最新の回転式培養装置を使用するとしている。労働者の半分以上は高スキル人材を採用する。
　同社はハラルのしょうゆやソースを製造。マレーシアの家庭料理から西洋料理、韓国料理などさまざまな風味の商品を手掛けている。


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