【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国民車メーカーのプロドゥアは7日、2023年10月の販売台数が3万3836台となり、前年同月から36.2％増加したと発表した。1～10月では前年同期比20.2％増の26万7063台。需要が予想より強いことから、23年の販売目標を32万5000台へと従来から3.5％上方修正した。

　同社は今年の販売が好調な要因として、新型コロナウイルス流行下で打ち出された販売サービス税（SST）減免措置の猶予期間が今年3月末まで延長されたことや、新モデルが好調なことがあるとしている。

　10月の生産台数は前年同月比52.8％増の3万5111台。1～10月は前年同期比22.0％増の28万452台だった。プロドゥアは、半導体を含めた部品のサプライチェーンが円滑に機能し、需要に対応できていることから、23年通年の生産目標も従来の33万台から2.4％引き上げて33万8000台とした。

　ザイナル・アビディン社長兼最高経営責任者（CEO）は、24年も国内新車市場の好調が続く可能性はあると表明。半導体の調達については、当面の生産分は確保できており、今年第4四半期の生産・販売は過去最高になるとしている。


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