【亜州ビジネス編集部】半導体装置や材料を手掛けるMiテクノベーションは、中国浙江省杭州市のパワーモジュール工場に総額3000万米ドルを投資する。まず年産能力6万個の生産ラインを整備し、来年末までに稼働を開始する予定。現地企業との提携などにより、中国の再生可能エネルギー産業向け市場に参入する。

　現地の蕭山経済技術開発区管理委員会と先週に投資契約を締結した。シンガポールの子会社Miセミコンダクターを通じて、パワーモジュールとデバイスの研究開発（R&D）・製造体制を整備する。「絶縁ゲートバイポーラトランジスタ（IGBT）」や「炭化ケイ素（SiC）」と呼ばれる種類のパワーモジュールなどを製造する計画。投資額のうち65％を生産設備に、10％をR&D・知的財産関連に、25％を運転資金に充てる。


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