【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは5日、2023年上半期の販売台数が前年同期比28.6％増の7万7321台（輸出含む）となり、上半期としては12年以降で最高だったと発表した。市場シェアは21.3％で、22年通期から3.2ポイント上昇した。
　上半期の新車市場の伸び率は9.4％で、プロトンの伸び率はその3倍に達した。販売台数上位5ブランドのうち、最も伸びが高かったとしている。
　販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者（CEO）は、消費者の財布の紐が固くなる中、新車市場の3倍もの販売伸び率を残せたのは、プロトンの品質や技術、幅広い価格帯のラインアップが評価されたことに他ならないと説明。下半期にはさまざまな販促活動を行うほか、電気自動車（EV）の投入準備を進めるとしている。
■6月は2.9％減
　6月の販売台数は1万4351台だった。以前の発表に照らし合わせると、前年同月比2.9％減、前月比8.2％増となる。市場シェアは23.2％だった。
　モデル別にみると、Aセグメントセダン「サガ」が6111台で最多。この部門でトップシェアだった。次いで多かったのはBセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「X50」の2449台で、この部門首位。SUV全体でもトップだった。Bセグメントセダン「ペルソナ」は2254台で部門首位、CセグメントSUV「X70」は1245台で部門2位、Cセグメントの多目的車（MPV）「イグゾラ」は368台で部門首位だった。


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