マレーシア統計局が11日発表した2019年4月の鉱工業生産指数（IPI）は、前年同月比で4.0％上昇した。上昇率は前月の3.1％から加速。製造業（4.3％）が前月を0.2ポイント上回ったほか、鉱業（2.3％）が4カ月ぶりにプラスに転じた。電力（5.8％）は伸びが前月から1.0ポイント加速した。

　製造業では、電気・電子製品（4.1％）の上昇率が前月の2.7％から加速。また、自動車（7.2％）が前月の伸びを1.1ポイント、繊維・衣料・革製品・履物（5.7％）が0.8ポイント上回った。一方、食品・飲料・タバコ（4.2％）、木製品・家具・紙製品・印刷（5.2％）は、それぞれ2.6ポイント、0.2ポイントずつ減速した。

■製造業売上高6.8％増

　統計局が同日発表した19年4月の製造業売上高は、前年同月比6.8％増の699億リンギ（約1兆8200億円）だった。 業種別では自動車が11.2％増、繊維・衣料・革製品・履物が9.5％増、金属類が7.5％増、電気・電子製品が6.7％増などだった。

　製造業の従業員数は1.7％増の108万7774人。支払われた賃金は4.4％増の39億9530万リンギ（1人当たり3673リンギ）だった。


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