【亜州ビジネス編集部】　不動産開発のエコワールドは、首都圏セランゴール州の工業団地内の土地販売で、中国鉄鋼最大手、中国宝武鋼鉄集団傘下のマレーシア宝鋼製缶と契約を交わした。宝鋼製缶は新たな工場を建設する。17日付ニュー・ストレーツ・タイムズなどが伝えた。
　宝鋼製缶は工業団地「エコビジネスパーク5」内の土地6万6000平方メートルを5330万リンギ（約13億5000万円）で取得する。エコワールドの幹部は、「新工場の建設地に選ばれて喜ばしい」と述べた。
　同幹部によると、政府が先に海外企業の生産移転に対する優遇策を発表した後、海外製造業者から問い合わせが増えているという。3億リンギ以上の投資に対する税制優遇や、事業認可手続きの迅速化などにより、国内への外国直接投資（FDI）が増えると見込む。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。