【亜州ビジネス編集部】シリカ生産の地場TRGシリカ（マラン）は、トレンガヌ州メルカンで5億リンギ（約151億円）を投じ、半導体製造などに使われる高純度シリカの開発拠点を構築する。国営ベルナマ通信が16日付で伝えた。

　開発面積は1000万平方メートルで、この規模での開発はアジア初となる。2024年までの第1期では超高純度シリカの年産能力を260万トンとし、国内外に供給。約250人を雇用する。専用の港湾も整備する計画。同社の代表者は、高品質を担保するため輸送も自ら手掛けると表明した。韓国や中国、台湾に出荷するとしている。

　高純度シリカは半導体製造工程のほか、スマートフォンやテレビの画面にも使われる。代表者は、自社の大規模開発が関連投資の呼び水にもなると話している。


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